夏の走り

おっと、間が空いてしまった。
真夏に走るのは気持ち良いこともあるが、おおむね面倒である。
一番気温が低い早朝ランでも熱帯夜明けだと気温が25度以上ということになるので、1時間走るだけでかなり大汗をかくことになる。
目に汗が入るのを防ぐため帽子との隙間に小さなセームタオルを挟んで走る。
帽子はうしろに冷却用と称するひらひらが付いたものを着用する。
1時間以上走る時には細長いスポーツタオルを腰というか腹に巻いて一重結びで縛る。これで腰から下へ流れる汗を吸収するわけだ。
で、走り出す。走り出してから30分ほどするとかなり汗が出てくるので、まず額に挟んであるセームタオルを取り出し汗を絞る、もちろん走りながら、気温にもよるが
おおむね15分おきくらいに絞ることになる。
腹のタオルは走りながら時々湿り具合を確かめ、遅くとも走り出して1時間経つとしかるべき場所に立ち止まってタオルをほどいて絞る。
額のセームタオルと違って立ち止まって腹部をさらけ出すので、あまり人目の多い場所、例えば都市部の交差点とかは避けている。
絞った後、また腹に巻いて走るが、いったん絞り出すと絞る頻度は高くなってきて、セームタオル同様、ほぼ15分おきに絞ることになる。
これをやらないと膝のサポーター、靴下、靴までが汗みどろになるからだ。さらにカンカン照りの場合、帽子のうしろのひらひらに水を浸すことになる。そうしないと頭部の気温が上がってぼう〜っとしてしまうからだ。これはだいたい、30分おきの補給になる。
なのでほぼ15分おきに立ち止まって腹タオルを絞り、ついでに額のセームタオルを絞り、ついでに水分を補給したり、新しいガムの包装を向いて口の中に入れたり、たまには帽子のひらひらに水を含ませたりとなかなかに忙しい。何でこんな面倒な事までして走るんだろうと思う時もしばしばである。
が、それも真夏だけのことなので、季節を楽しんでいると思うしかない。
最近、ようやく熱帯夜もなくなり、朝ランの気温が25度を切って少しは走る時の面倒さは無くなった。
もう秋が近付いているのだ。が、まだまだ油断は禁物である。